1ヶ月  

顔に黄色いにきび状の湿疹ができ背中や胸にしだいに広がる。
1ヶ月健診のとき単なる乳児湿疹という診断を受ける。同時にステロイドの軟膏を処方されるが、かねてからステロイドには疑問をもっていたため、ステロイド剤は一切拒否。入浴の回数を増やすなど清潔を心がけることによって、少しずつ改善する。

  3ヶ月  

湿疹もおさまりおっぱいをごくごくとのんでは大量のウンチをし、抱っこしていると必ず背中からウンチが大爆発して困った。

  6ヶ月  

5ヶ月ごろよりよだれが多くなりあごのあたりに湿疹がでだす。頭も時々かさかさになってふけのようなものがでたりもした。離乳食もゆっくりしたペースではじめていったが6ヶ月をすぎるようになると夏だということもあって、あせものような湿疹がではじめた。特に耳や足の膝の裏がひどく掻きむしって血がにじむこともあった。クーラーをガンガンかけ1日に何度もきがえさせたり、水浴びさせたりして対処した。夏もおわりになるとすっかりよくなっていた。

  1歳  

1歳のお誕生日にはハンバーグ やシチュー(もちろん普通のもので卵も牛乳もはいっている)を作ってお祝いした。すべすべのきれいな肌だったので、この後アトピーに悩まされることになるなどとはなどとは想像もしなかった。

1歳3ヶ月

生まれてからずっと母乳を飲んでいたが4月5日断乳した。(子供よりも私の方がむしろ寂しいかった。)その翌日から足に湿疹ができはじめ、10日後には頬とあごにもでて真っ赤になっていた。耳たぶの下も切れて痛そうだった。
病院でアトピー性皮膚炎 と診断されショックをうける。またもや ステロイドの塗り薬を処方される。ステロイド剤は単なる対症療法でありアトピーに対する治療薬ではなく、その上恐ろしい副作用もあるのだと心に言い聞かせ絶対に使わないと決意する。しかしスキンケアだけではなかなか良くならなかった。

1歳4ヶ月

風邪の熱からひきつけをおこし一週間入院する。ついでにアトピーの血液検査をしてもらう。その結果卵に少しアレルギーがあることがわかったが、除去食をするほどでもないと診断された。退院後、卵そのものは出来るだけ食べさせないようにしたが、完全除去まですることなく普通の食事をしていた。湿疹がひどくなると痒がってなかなか寝ない日もあった。時々じんましんもでて身体中がぼこぼこになったりもした。1日に3回お茶のお風呂にいれるが数ヶ月しても改善はしなかった。

1歳8ヶ月

漢方薬(消風散)をのみ、紫雲膏という軟膏をつけはじめた。
水道水が悪いのかと浄水器をとりかえ、お風呂には備長炭をいれ、シャワーにも塩素をとりのぞくものをつけた。しかしいっこうによくならなかった。

1歳10ヶ月

ステロイドを使わずになんとかなおらないものかと試行錯誤する。医者へ行けば必ずステロイドを処方され、拒否すると「塗れば子供はもっとらくになるのに、よくもわかりもしないで拒否するのはおかしい。」とか「使い方を誤らなければ大丈夫。」とか言われて、それでも拒否すると、「それでも親か。」といわれて、落ち込んだりもした。しかし、薬害や身近な事例など、調べれば調べるほどステロイドの恐ろしさを再確認するだけで、やはり使うきにはならなかった。
夜は、痒みでなかなか寝つけず、夜通し掻きむしる音を聞くようになる。眠りながらでも掻きむしるのでパジャマに手袋をぬいつけてみたが、すぐに肩から手を抜きまた掻きむしるので1ヶ月ほどで断念。毎晩「ボリボリ」という音にほとんどノイローゼ状態だった。

  2歳  

いろいろな民間療法をためしてみるが、これといって効くものはなかった。漢方薬もあわないかもしれないと思い中止した。毎晩夜泣きし、眠れない日が続いた。朝おきると、剥がれ落ちた皮膚だけでなく枕やシーツが血まみれで、それをみるたびに、涙が出た。

2歳2ヶ月

ますます酷くなり耳がとれてしまうのかと思うほど切れていた。
“アトピー性皮膚炎ハンドブック”著・永田良隆 の本を読み食事内容をみなおそうと思った。2歳にしては食べ過ぎるほど食べ、卵の除去をしてはいたものの、他のものについては好きなだけ食べていた。大きな病院で食事指導してくれるときき受診したが、まずはステロイドを処方されがっくりきた。このときもう自分でやるしかないと決意した。
まずは肉・卵・牛乳・油を除去しタンパク質は少量の魚と豆腐からとるようにし、和食中心の食事内容にした。食事日記もつけだした。

2歳3ヶ月

除去をしだして1ヶ月たったが改善せず、不安な毎日だった。近所にアトピーの専門医がいると聞き受診する。ステロイドの不使用に対して一定の理解を示してくれた初めての医者であった。しかし、オーリングという不可解な検査方法を採用していたため全面的に信頼できるわけではなかった。
とはいえ、何を食べさせれば湿疹がでないのだろうと途方にくれ落ち込んでいた私には最高のカウンセラーだったのかもしれない。その医師によると、アレルゲンは大阪の水・小麦粉・農薬・ほこり・動物の毛ということだった。あらゆる食物についてとりあえずオーリング検査をうけ、食べられるものを探した。タンパク質のことについてはなにも制限はなっかたが以前同様除去した。
風邪のあとヘルペスにかかり酷い状態になる。強酸性水とイソジンで消毒する。傷口にしみてとても痛がった。夜中に消毒のことを思いだしてか飛び起きて「いちゃい いちゃい」と泣いた。ヘルペスは一週間ぐらいで治ったが、眠れない日が続く。

2歳5ヶ月

食事日記をつけることにより疑わしい食べ物がででくる。トマト、ほうれんそう、ぶり、さわらなどで、ますます食べるものがなくなっていき不安な毎日だった。湿疹が悪化するとヘルペスになり汗をかくとすぐあせもがでて肌の状態はいっこうによくならなかった。

2歳6ヶ月

湿疹はあまり変化はなかったが、痒くて夜泣きすることがなくなった。食事制限をはじめて4ヶ月やっと効果がでてきた。しかし子供にここまでタンパク質を制限し成長に何の影響もないのか不安だった。かねてから、インターネットにより情報収集していたが、このころからいろいろなアトピーサークルを知り、いろいろなアトピーに悩む人たちとネットを通じて知り合うようになる。そして、同じような子供をもち悩んでいるお母さんと出会い勇気ずけられた。
龍神温泉にアトピーに良いと聞き、行く。温泉につかると保湿剤などいらないぐらい肌がしっとりする。ポリタンクに温泉水を持ち帰り1日3回衣装ケース(ホームセンターで子どものサイズにあうものを見つけてきた。【ポリ製】)のお風呂に入れる。身体全身にでていたこまかい湿疹がきえ、手の甲や肘、膝のうらのただれていた部分も赤みがなくなった。しかし温泉水がなくなるとまた少し逆もどりする。

2歳8ヶ月
厳しい食事制限はまわりになかなか理解をえることができなくて何度も落ち込み悩んだ。しかし一進一退しながらではあったが確実によくなっているようだった。

2歳10ヶ月

手の甲、肘、膝の裏の柔らかい部分には湿疹はいつもでていたが、耳が切れて血が出ることはなくなった。寝る前少しは痒がるが眠れない日はなくなった。そういえば、夜泣きをしなくなった。食事制限を始めた6月頃とは明らかに症状が軽くなっている。 (比較写真)

しかし、地図のようなじんましんが毎日でるようになる。痒みもあまりなく時間がたてばきえてしまう。何が原因かわからなかった。

2歳11ヶ月

風邪薬をのむとじんましんが出ないことに気づく。とりわけザジデンがじんましんにきいているようだったのでしばらくのむことにする。(副作用のことは念頭にいれておく。)

  3歳  

インフルエンザの予防接種をうける。30分後にみるみる赤い発疹が全身にあらわれた。1時間後、やや赤みは治まったものの、発疹は4〜5日続いた。そのあとヘルペスのような湿疹が耳からでで、肩、胸にまでひろがり完全に治るまで2週間かかった。卵アレルギーを再確認し、予防接種を受けたことを少し後悔した。
今は、予防接種の影響もおさまり肌の状態も落ち着いてる。

3歳1ヶ月

机から落ち、”歯がない”事件が起きる。
予防接種のあとようやく歯の状態もおちついてきたのに...
そして、その数ヶ月後、またもやころんで上唇と鼻の先端をたいそうすりむく。傷跡が消えるのに何ヶ月もかかりそうである。
3歳3ヶ月

幼稚園に入園する。口の周りのけがもまだなまなましく残っている状態での入園である。
幼稚園に通わせるべきかどうかはあれこれ随分悩んだが、園長先生に事前に心強いお言葉をいただいたこともあり、入園を決意。不安なことを考えればきりがないが、何度も園を訪れるうち、なにより本人が幼稚園に通うことを楽しみにするようになっていた。
また、この時期血液検査をする。
1999/4/12検査
項目 結果
IgE(RIST) 271 IU/ml
コナヒョウダニ 71.34 IU/ml
卵白 4.85 IU/ml
牛乳 0.34> UA/ml
小麦 0.34> UA/ml
トマト 0.71 UA/ml
ホウレンソウ 0.34> IU/ml
豚肉 0.34> UA/ml
牛肉 0.34> UA/ml
卵黄 1.70 UA/ml
鶏肉 0.34 UA/ml

以前からトマトやケチャップを食べると口の周り(とりわけ唇)が赤くはれあがっていたので、結果に「やっぱり」と納得する。牛乳に関しては今回あえて検査をしなかったけれど、いままでの症状を観察していると加工品を含めて敏感に反応しているようなので、除去はこのまま続けることにする。

園では一日だけの「お弁当の日」以外はすべて給食なので、向こう一ヶ月の献立表をいただく。
しかし、口にできないものなどを消去していくとほとんどなにも残らないことに気がつく。
しばらくペンが止まり、思わず涙があふれる。
聞けば昨年と給食業者が変わったとのこと。マヨネーズ、ケチャップを使ったお子さまメニューが多く、普通の子どもなら大喜びするところだが、和食を中心に考えている”やっくん”にとっては最悪だった。
早速代替品づくりに奔走。他の子どもとできるだけ変わらないものを工夫する。

3歳5ヶ月
幼稚園の先生方や給食業者の協力でアレルギー用メニューも用意してもらう。代替品を作る頻度も少しずつ減ってくる。最初は説明にも苦労したが、次第にアトピッ子の親の気持ちの理解が深まってきたことに気がつく。
また、運動量が増えたせいもあってか、夜あまり掻かずに寝るようになる。

幼稚園で特に配慮していただいていること。

3歳8ヶ月
長い夏休みもおわり、幼稚園生活が始まる。
飛びひにかかり脇がただれる。下着に血や膿がつくほどで、痛々しい。イソジン消毒のみで何とかきりぬける。
その後私にまで飛びひがうつって大変でした。やっくんの辛さがよくわかった。

3歳10ヶ月
長い夏休みもおわり、幼稚園生活が始まる。
風邪をひいたことから、夜中咳が出てゼロゼロいう。とうとうアレルギー街道まっしぐらかと思うと、がっくりくる。
今のところ重篤には至っていないが、この先どのように移行してくだろうか。

1999/11/22検査
項目 結果
IgE(RIST) 310 IU/ml
ハウスダスト1 22,20 UA/ml
卵白 2.09 UA/ml
牛乳 0.34> UA/ml
小麦 0.34> UA/ml
トマト 0.34> UA/ml
ゴマ 0.34> IU/ml
豚肉 0.34> UA/ml
牛肉 0.34> UA/ml
メロン 0.34> UA/ml
Mアレルゲン(かび) 0.34 UA/ml


食物アレルギーは卵白のみに反応しているが、今まで通りの除去食をする。
漢方薬(オースギ補中益気湯)をのみはじめる。
昨年インフルエンザ予防接種で副反応の苦い経験があるので、今年は接種を見送る。(長男のみ接種)

4歳
1ヶ月程前から風邪がすっきりせず、お昼間も元気がなく寝てばかりで食欲もなくなる。
楽しみにしていたお誕生日の日ももどしてしまいパティーどころではなくなる。
一週間遅れで我が家の誕生日会をする。
アイスクリームケーキ(辻安全:アレルギー用)を前にろうそくを上手に吹き消して大はしゃぎ。
そんな姿を見ると、最近除去食に対して少し疑問を持つようになってきました。
二歳頃から除去食を初めて明らかに良くはなったものの完全には治らない。いつまで除去を続けていけばいいのだろうか。果たして除去をしてきたことが正しかったのだろうか。いろいろと考えてしまいます。
子ども自身も食べ物に対する感心も深まって、おままごとしながらうれしそうにハンバーグやエビフライを食べるしぐさをみるとますます悩んでしまいます。


4歳3ヶ月
今春から年中さんに進級することになったのですが、 幼稚園が立替工事の為、仮園舎に移っての園生活が始まりました。
新しい園舎や、仮園舎でのシックハウス症候群などの心配もあったので、 園長先生に相談しましたが、

その対応策について(ベイクアウトや低ホルムアルデヒド建材の使用など)の丁寧なお手紙を頂き、一安心。
また、以前断念したスイミングを始めることになり、先ずは春の5日間コースに申し込みました。
その理由は、 オリンピック選手(千葉すずさん)がアトピー治療のためでスイミングを始めたと聞いたからです。
一年半前は、プールに入るとジンマシンがでて、 10分も入っていられなかったのに、少々無謀な事をはじめたかもしれなかったのですが、いざ初めてみると肌の調子もよく、夜もバタンキューで夜中に掻くこともなく、ちょっとびっくりです。 やっくんもヘルパーをつけてですが、思いっきり手と足を動かして、泳いでる?つもり。 とっても楽しそう。 そのまま、週一回スイミング教室に通うことになりました。


4歳4ヶ月
新園舎では給食室がなく、やっくんの特別給食を作って頂く事ができなくなり、 お弁当箱をお借りして私が代替給食を作って行くようになりました。 給食参観の日、お友達の給食と私が作ったものを見比べると全然ちがいびっくりしました。 脇目もふらず、一気にお弁当を食べているやっくんを見て涙がでて仕方ありませんでした。 お友達の中にも「この子アトピーやから、こんなんもってきてんねんで。」とお母さんに 説明している子もいたりで、散々な参観日でした。 子どもは残酷なほど正直で、やっくんの気持ちを考えると除去食についても深く考えさせられ ました。


4歳6ヶ月
家で少しずつ食べられるもの増やすためにフードチャレンジを自己流ではじめる。 一週間毎に一日だけ食品を替えて少量試す。





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